サンドロ・アジナリは、１９６９年にクレモナのCasalmaggioreに生まれる。
手で作る仕事にあこがれ、１４歳でクレモナのヴァイオリン製作学校Scuola Internazionale di Liuteria di Cremona (I.P.I.A.L.L.)に入学。

１９８７年にヴァイオリン製作学校を卒業。そのすぐ後に、マエストロ　ジョバッタ・モラッシが指導するC.E.E.学校に入学し、より高い技術を習得し、１９９１年にクレモナに工房を開く。

数多くの国内・国際コンクールに参加する。Mittenvwald（ドイツ）、Parigi（フランス）、Nacod（チェコ）の他、Mosca（ロシア）、Bagnacavallo（イタリア）、Dolny Kubin（スロバキア）ではファイナリストに残る。第１１回のCremona（イタリア）ヴィオラ部門で佳作賞を受賞。第１０回Wieniaski(ポーランド)ではヴァイオリン部門で２位銀メダル受賞。過去、多くの賞をBaveno（イタリア）で受賞。

ヴァイオリン部門で１位金メダル、２位銀メダルを受賞し、同時に若い優秀な製作者に贈られるベルタ賞も受賞する。
ヴィオラ部門では２位銀メダルを受賞し、同時に、最優秀音質賞を受賞。

チェロ部門では３位銅メダルと最優秀工作技術賞を受賞。

クレモナ国際ヴァイオリン製作学校で講師としてネック専門コースを受けもつ。
現在、Consorzio Liutai ｅ Archettai Antonio Stradivari di Cremona とALIのメンバーであり　ALIでは書記を務める。
クレモナ黄金期の巨匠たち からの伝統を受け継ぎ、そして創造性や個性をも重視した楽器作りをしている。
彼の楽器の音は、全世界の（特に日本、アメリカ、台湾）オーケストラや音楽院の教授・学生から、イタリア製の中でも高い評価を得ている。